車を降りて、ドアを閉める時にバチッ!ときます。何か対策はありますか?
これは、主に車を降りる時のシートと衣服の接触.摩擦によって人体が帯電し、
ドア等の金属部分に触れるとき、人体に蓄積された電荷が放電するため起こります。
これでバッチリというものはないのですが、簡単な対策例として
1. 車から降りる前に車の金属部分を触りながら降りる。
2. 痛みは主に敏感な指先からの放電現象によるものなので、
手のひらの比較的鈍感な部分でドアに接触し、それからドアを閉める。
3. よく言われますが、キーをドアに接触させてからドアを閉める。このとき必ずキーの部分を持って行う。
4. 衣服は天然素材を着る。多少、電撃の大きさが違うかも(フリースは危険。でも私はフリース好きです。)
5. 革の手袋を着用する。個人の趣味にもよりますが、気にならない人、レーサーな人にはお勧めです。
6. 静電気除去用のキーホルダー等を利用する。色々あるので各メーカーの指示に従いご利用下さい。
7. 車から降りてドアを閉める前に、地面(土のところ)を触る。
静電気放電による電撃は個人差もありますので(体質、衣服、動作等)対策は難しいのですが、
機会があれば試してみてください。(体質には関係ないという学説もあります。)
冬に静電気が発生するのが多いのはなぜですか?
これは、湿度に関係があります。
湿度が高ければ、静電気の発生量は少なくなります。逆に湿度が低いと静電気の発生量は多くなります。
つまり、湿度の低い時、空気が乾燥している冬には静電気が発生しやすいということです。
では湿度が高いとなぜ静電気は発生しにくいのでしょうか?
これは、湿度が高くなると物質の表面の吸着水分量が増すため表面の電気伝導性が向上し、
電荷漏洩の速度を速めるからです。
簡単に言うと、水は電気を通しますので、
「水分が物質の表面に多くあると、物質に発生した静電気をすばやく分散してしまう。」ということです。
厳密に言うと静電気は発生してるが、すばやく分散あるいは大気中に放出してしまうということです。
家電製品が静電気で調子悪くなるってありますか?
理論的には起こり得ます。というのも、
最近の家電製品はICチップやLSI等、電気的に非常に敏感なものを多数使用しています。
したがって、わずかな静電気放電(人は気が付かないほど)で入力波形にノイズが進入し、
出力波形で誤出力してチップ誤作動が起きたり、チップ破壊が起こります。
これが家電製品の調子が悪くなっている原因になる場合があります。パソコンなど特にです。
原因不明の誤作動等は静電気を疑ってみては?
ちなみに、簡単に防止する方法はアース線のついている製品はアースに接続する。
ただ、日本の家庭事情はアースを取る場所があまりないのです。
金属部分に触れると必ず静電気が起こります。防止するよい方法はありますか?
これは、おそらく人体に帯電した電荷が金属部分に放電するために起こるものと考えられます。
対策としては
1. 痛みは主に敏感な指先からの放電現象によるものなので、
手のひらの比較的鈍感な部分で金属部分に接触し、それから金属部分を触る。
2. 室内であれば加湿する。
3. 靴は革底製を履く。
4. 衣服は天然素材を着る。
5. 金属部分に革製品等(財布など)で触ってからふれる。
などです。しかしT.P.O.に応じて人体に帯電させない環境を作るのも必要です。
例えばカーペットの上を歩く場合はカーペットの素材を考察する。あるいはカーペットは使用しない、などなど。